津山中央病院

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平成27年度 病院指標

平成27年度 津山中央病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1,062  327  214  349  497  796  2,014  2,535 2,414  514 
 
 岡山県北部唯一の救命救急センターで、中国自動車道の津山インターからも近く、多くの救急患者が集まります(H27年度救命救急センター利用者数24,636人、救急車受け入れ数5,039件)。
また標榜診療科は26。がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院、小児救急拠点病院、地域周産期母子医療センターなどに指定されており、県北医療最後の砦として、幅広い年齢層、疾患を受け入れていることが特徴です。
地域の高齢化が進むことで、受け入れている年齢層が徐々に高齢化していることも特徴です(H27.10.1時点の高齢化率 美作県民局管区33.5%、岡山県28.6%、全国26.7%)。
※標榜診療科
内科、消化器外科、呼吸器内科、循環器内科、小児科、外科、消化器内科、呼吸器外科、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、産婦人科、皮膚科、形成外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、救急科、眼科、歯科、歯科口腔外科、放射線科、病理診断科、麻酔科、リハビリテーション科、ペインクリニック内科、ペインクリニック外科
※高齢化率について
http://www.pref.okayama.jp/page/detail-9870.html
ページ上部へ
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
010060x099030x 脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病なし
<病名:脳梗塞>
<手術:なし>
122  16.5 18.08 39.34  73.93   
110310xx99xxxx

腎臓または尿路の感染症 手術なし
<病名:尿路感染症、急性腎盂腎炎など>

<手術:なし>

86  13.78  12.6 9.3  74.76   
150010xxxxx0xx

ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし
<病名:急性胃腸炎など>

<手術:なし>

75  8.09  5.5 1.33  58.79   
【脳梗塞】
美作英田地区では高齢化率が高く、脳梗塞に罹患する方が増加しています。当院では高性能MRIなど最先端の医療機器を導入し、脳梗塞の早期診断早期治療に努めています。2016年4月より神経内科医が常勤医として岡山大学から派遣され、リハビリも早期より開始することで社会復帰に向けたチーム医療を実践しています。また岡山県脳卒中医療連携体制を活用して回復期・維持期治療施設への切れ目のない医療連携を推進しています。
【尿路感染症】
入院の対象となる尿路感染症には、腎盂腎炎を併発し、敗血症にまで至った重症患者が多く含まれています。適切な抗菌薬投与を含む迅速な対応が必要で、生命を脅かす可能性のある病気です。当院では様々な条件から尿路感染の原因となる菌を推定して初期治療を行い、原因菌が判明した後は適切な抗生剤に変更することで耐性菌の出現を最小限に留めるように努めています。
【ウイルス性腸炎】
ノロウイルスなどが原因となっておこる腸炎です。重症例では頻回に嘔吐と水様下痢がみられます。高齢者では十分な水分摂取ができず、重篤化することがあります。適切に点滴で水分補給を行うことで、数日のうちに症状は快方にむかいます。
消化器内科、呼吸器内科、糖尿病内科、神経内科、膠原病内科、腎臓内科、内分泌内科、感染症内科など総合病院の内科として幅広く対応することが可能です。また2017年4月からは総合内科診療と感染症診療が統合された総合内科・感染症科が新規開設されます。「おことわりしない救急診療」「最先端の医療提供」をスローガンに地域医療に貢献できるように頑張っています。
 
消化器内科、呼吸器内科、糖尿病内科、神経内科、膠原病内科、腎臓内科、内分泌内科、感染症内科など総合病院の内科として幅広く対応することが可能です。また2017年4月からは総合内科診療と感染症診療が統合された総合内科・感染症科が新規開設されます。「おことわりしない救急診療」「最先端の医療提供」をスローガンに地域医療に貢献できるように頑張っています。
 
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
060340xx03x00 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし
<病名:胆管結石、閉塞性黄疸、胆管炎など>
<手術:内視鏡的乳頭切開術、内視鏡的胆道ステント留置術など>
179 11.21 10.93 3.91  75.63   
- 短期滞在手術3(内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術)
<病名:結腸ポリープ>
<手術:内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術>
143 2 - 0 68.5  
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし
<病名:胃癌>
<手術:内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層)>
119 8.91 9.2 0.84 74.2  
 
内視鏡的大腸ポリープ切除術の件数は昨年度は732件で、術中・術後の合併症はほとんど認めていません。
また総胆管結石、胆管腫瘍等に対する内視鏡胆道ステント留置術は179件で、夜間・休日にも積極的に行っています。
そして早期胃・食道悪性腫瘍に対して粘膜下層剥離術は昨年度では126件と多く県内でも1、2を競う多さです。粘膜下層剥離術では当院では大腸の早期悪性腫瘍、巨大なポリープにも行っています。
また当院では小腸(大腸)カプセル内視鏡+ダブルバルーン内視鏡を導入し、小腸検査も積極的に行っています。
内視鏡検査・処置を積極的に行っており、昨年度(H27年度)の内視鏡件数の総数は12,476件と岡山県内では3番めに多い件数となっています。
 
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし
<病名:肺炎、急性気管支炎など>
<手術:なし>
241 15.8 14.34 10.37 77.11  
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし
<病名:誤嚥性肺炎>
<手術:なし>
107 24.25 21.69 16.82 81.51  
040040xx99100x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし
<病名:肺癌(検査入院)>
<検査:経皮的針生検法>
94 3.16 3.29 0 75.14  
 
肺炎は高齢になればなるほどかかりやすくなる病気で、入院を必要としたり致命的となる可能性も高齢者になるほど高くなります。
脳梗塞後遺症などで飲み込みの機能が落ちているために起こる誤嚥性肺炎は通常の肺炎よりもさらに高齢者に多く、また自宅や施設にすぐに帰ることが出来ず転院となる場合が多くなります。
肺癌の精密検査としては、実際にはCTガイド下針生検よりも気管支鏡検査のほうが多いのですが、気管支鏡は日帰りで行うことも多いので入院に限ると針生検のほうが多くなっています。
肺癌の薬物療法または放射線療法を行った入院は合わせて89件、喘息での入院が36件、慢性閉塞性肺疾患(COPD)での入院が30件、結核での入院が20件程度あります。
地域の中核病院として、肺癌をはじめとする様々な呼吸器疾患に対する治療を行っています。
 
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし
<病名:狭心症、陳旧性心筋梗塞など(検査入院)>
<検査:心臓カテーテル法>
309 2.53 3.07 1.29 70.15  
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし
<病名:狭心症、陳旧性心筋梗塞など>
<手術:経皮的冠動脈ステント留置術など>
150 4.99 4.87 1.33 70.41  
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし
<病名:心不全>
<手術:なし>
101 22.76 18.3 10.89 81.95  
 
DPCは同じ病名でも行った内容によりコードが異なります。狭心症にはカテーテル検査とカテーテル治療が含まれます。頻脈性不整脈に対しては経皮的カテーテル心筋焼灼術を、徐脈性不整脈に対してはペースメーカー治療を行っています。
  
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
040080x1xxx0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳未満) 手術・処置等2なし
<病名:急性気管支炎、肺炎など>
<手術:なし>
212 6.08 5.72 0 1.7  
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし
<病名:喘息>
<手術:なし>
137 6.35 6.31 0 5.36  
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし
<病名:帝切児症候群、新生児一過性多呼吸など>
<手術:なし>
101 5.5 6.17 0 0  
 
肺炎、急性細気管支炎、喘息などの呼吸器系の疾患が多く入院しました。当科ではガイドラインに準じた治療を行うとともに、重症例には非侵襲的鼻マスク人工陽圧換気を行うなどして気管内挿管の回避に努めています。乳児の細気管支炎では急速に悪化する例がありますので早期の治療が重要です。
また、低出生体重児も多く入院しました。
 
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 手術・処置等2なし
<病名:乳癌>
<手術:乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない))>
25 8.76 10.37 0 65.16  
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 副傷病なし
<病名:マムシ咬傷>
<手術:なし>
19 5.16 3.58 0 66.63  
090010xx03x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2なし
<病名:乳癌>
<手術:乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない))>
15 6.27 6.79 0 65.33  
 
消化器外科・呼吸器外科領域を除くと、乳がんを中心とした乳腺疾患が多くを占めています。
視触診・マンモグラフィーを軸にした乳がん検診を広く行っており、精密検診では乳腺エコーや針生検等を積極的に行い、乳がんの早期発見に努めています。また、化学療法や放射線療法を含めた集学的治療により、治療成績の向上に努めています。岡山大学の乳腺・内分泌外科とも密接に連携しており、今後は乳房再建や甲状腺疾患に対する治療等、さらに充実していく予定です。
地域性からマムシ咬傷を中心とした中毒疾患も多数診療しており、皆が迅速かつ高水準で対応できるようマムシ咬傷のパスも作成し診療にあたっています。
 
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
- 短期滞在手術3(鼠径ヘルニア手術(15歳以上)
<病名:鼡径ヘルニア>
<手術:鼠径ヘルニア手術>
118 4.4 - 0 68.9  
060150xx03xx0x 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 副傷病なし
<病名:急性虫垂炎>
<手術:虫垂切除術、腹腔鏡下虫垂切除術>
70 4.99 5.56 0 33.11  
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし
<病名:結腸癌など>
<手術:結腸切除術、腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術>
65 16.78 17.41 4.62 72.57  
 
鼠径ヘルニアや虫垂炎、大腸癌手術に加え、胃癌手術においても、痛みが少なく術後早期の回復が期待できる腹腔鏡手術も積極的に取り入れています。
平成27年度は虫垂炎手術105例(鏡視下59例)、大腸癌手術128例(鏡視下28例)、胃癌81例(鏡視下43例)でした。
当院は岡山県北の唯一の3次救急病院の使命として、昼夜を問わず、腹膜炎や外傷などによる緊急手術も数多く行っており、全手術件数の四分の一を占めています。
 
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし
<病名:肺癌>
<手術:肺悪性腫瘍手術、胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術>
59 13.61 13.03 1.69 74.58  
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし
<病名:肺炎>
<手術:なし>
- - - - -  
040040xx99100x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし
<病名:肺癌(検査入院)>
<検査:経皮的針生検法>
- - - - -  
※ 症例数10件以下は「-」で表示
 
肺がんを中心に診療しており、手術だけでなく化学療法や放射線療法を含めた集学的治療を行い、治療成績の向上に努めています。
また、気管支鏡やCTガイド下針生検等の診断から緩和治療に至るまで一貫して診療を行っています。
気胸をはじめとした良性疾患の診療も行っており、救命センターの併設の関係で肋骨骨折や肺挫傷、外傷性血胸等の胸部外傷も多く診療しています。
 
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等
<病名:大腿骨頚部骨折、大腿骨転子部骨折など>
<手術:骨折観血的手術(大腿)、人工骨頭挿入術(股)など>
213 23.15 28.7 83.1 83.38  
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等
<病名:続発性膝関節症>
<手術:人工関節置換術(膝)>
48 31.21 27.21 18.75 75.85  
160610xx01xxxx 四肢筋腱損傷 靱帯断裂形成手術等
<病名:肩腱板断裂など>
<手術:関節鏡下肩腱板断裂手術など>
37 62.03 22.19 0 62.05  
 
高齢者の大腿骨近位部骨折、変性疾患である変形性関節症、腱板断裂などの件数が多いですが、その他の疾患、一般外傷、手の外科、脊椎疾患も多数の患者さんが受診しておりその治療を行っています。
また、骨軟部腫瘍は岡山大学整形外科と連携し小児整形外科も関連の専門病院と連携し診療を行っています。
 
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし
<病名:外傷性慢性硬膜下血腫など>
<手術:慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術>
57 5.88 10.02 22.81 80.54  
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし
<病名:視床出血、被殻出血、小脳出血など(JCS10未満)>
<手術:なし>
56 14.66 19.32 75 71.79  
010040x199x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし
<病名:視床出血、被殻出血、小脳出血など(JCS10以上)>
<手術:なし>
29 14.45

21.2

65.52 71.9  
 
当脳神経外科は岡山県北で唯一、24時間365日体制で高度な脳神経外科医療を提供しています。
対象疾患は脳卒中(クモ膜下出血、脳出血、脳梗塞)や未破裂脳動脈瘤をはじめとして、脳腫瘍、水頭症、頭部の重症外傷などで、脳神経外科で治療する疾患はほとんど網羅しています。
岡山県北の方々の治療は県北で完結できるよう、地域医療に力を入れています。
 
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
050163xx03x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等21あり 副傷病なし
<病名:腹部大動脈瘤、胸部大動脈瘤など>
<手術:ステントグラフト内挿術>
23 14.3 16.65 4.35 78.39  
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし
<病名:大動脈弁狭窄症、連合弁膜症など>
<手術:弁形成術、弁置換術など>
14 26 25.69 14.29 71  
050163xx02x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等21あり 10 20.1 22.62 0 75.1  
 
県北は高齢患者が多いため、胸部腹部大動脈瘤に対して積極的に低侵襲手術であるステントグラフト治療を行っています。また、開腹手術が必要な場合は、小切開手術(MIVS)を行っています。
僧帽弁逆流に対しては形成術をほぼ全症例に、大動脈弁逆流に対しても形成術に取り組んでいます。
循環器内科と密に連携して治療にあたっています。急性大動脈解離などの緊急手術も積極的に行っています。
 
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等
<病名:既往帝切後妊娠など>
<手術:帝王切開術>
36 9.14 9.94 0 34.36  
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等
<病名:卵巣のう腫、卵巣腫瘍など>
<手術:子宮附属器腫瘍摘出術(腹腔鏡)、卵管全摘除術(腹腔鏡)など>
35 6.14 6.5 0 45.91  
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等
<病名:壁内子宮平滑筋腫など>
<手術:子宮全摘術、子宮筋腫摘出(核出)術(腹式)など>
24 8.96 10.18 0 45.5  
 
合併症を有する妊婦が多く帝王切開率も約30%です。良性卵巣腫瘍は、積極的に腹腔鏡手術を施行しています。子宮筋腫を代表とする子宮良性疾患も、症状がある場合には手術療法を選択しますが、大きさ、癒着等のため開腹手術を行う場合もまだ多くなっています。
切迫早産の搬送も多く、比較的長期入院になる場合も多いです。子宮筋腫を代表とする子宮良性疾患も、約1/3は腹腔鏡下に行っています。
切迫早産と手術を中心とした診療が、当科の大部分です。
当院は地域周産期母子医療センターのため、周辺医療施設より母体搬送が多く、“絶対にお断りしない“をモットーにしています。手術は、安全、低侵襲を考え、積極的に腹腔鏡を利用しています。
 
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし
<病名:蜂巣炎など>
<手術:なし>
11 15.18 11.97 9.09 63.27  
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし
<病名:ボーエン病、有棘細胞癌など>
<手術:皮膚悪性腫瘍切除術など>
- - - - -  
080110xxxxx0xx 水疱症 手術・処置等2なし
<病名:類天疱瘡など>
<手術:なし>
- - - - -  
※ 症例数10件以下は「-」で表示

「急性膿皮症」とは、皮膚の細菌感染症のことです。最も多い急性膿皮症は、蜂窩織炎であり、皮膚の少し下の層にある脂肪組織で細菌が増殖して炎症を生じた疾患です。抗生剤の内服と安静による外来加療でも治療出来ることも多いですが、重症になると抗生剤の点滴、安静目的の入院加療が必要となる場合もあります。感染症がひどくなると組織が傷んでしまい壊死に至ることもあり、そのような場合には壊死組織を除去するような手術(デブリードマン手術)が必要となることもあります。
「皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外)」の入院のほとんどは手術目的の入院ですが、稀に放射線治療や化学療法目的の入院もあります。当院では多くの皮膚悪性腫瘍治療を行っておりますが、悪性黒色腫については、検査・治療に少し特殊性があるため、少なくとも初期治療は岡山大学病院に依頼をさせて頂いております。
「水疱症」とは全身に水疱(水ぶくれ)が生じてしまう病気ですが、大きく先天性(生まれつき)と後天性(生まれてから発症)があります。ほとんどが後天性の水疱症であり、後天性水疱症の中で最も多いものは、水疱性類天疱瘡(すいほうせいるいてんぽうそう)という病気です。当院での水疱症入院患者さんの9割以上を占めています。原因不明の自己免疫の異常により発症する疾患で、高齢者の方がほとんどですので、少しずつ患者さんが増えている疾患です。長期的に治療が必要な疾患ですが、症状が安定するまでは入院での加療を必要とする場合が多いです。
昔は比較的入院加療を必要とすることが多かった疾患のひとつに帯状疱疹(たいじょうほうしん)があります。帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)のウイルスが原因の疾患です。水痘のウイルスは一度小さい頃にかかると、体の中で眠っているのですが、そのウイルスが体の免疫力が落ちたことをきっかけに、再び活動を開始してしまって生じる疾患です。強い神経痛と水疱(水ぶくれ)や紅斑(赤い発疹)が神経の領域に沿うように帯状に生じることが特徴です。体のどこにでも生じますが、基本的に体の左右片側だけに出てくることが大きな特徴です。ウイルスを抑制する薬が治療の主体となりますが、優秀な内服薬が出来ており、現在は入院が必ずしも必要な疾患ではありません。ただ、疼痛が非常に強い場合や高熱が出ている場合、口の中に症状があり十分な食事が取れない場合などは、入院の上点滴加療を行うこともあります。
皮膚科は外来診療が主体の科にはなりますが、もちろん入院診療が必要な疾患、状態も数多くあります。当院は、県北では唯一の常勤皮膚科医がいる病院であり、入院治療の対応が可能です。引き続き、入院加療が必要な患者さんの診療にもまい進するつもりです。
 
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし
<病名:膀胱癌>
<手術:膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)>
121 7.59   0.83 75.47  
- 短期滞在手術3(前立腺針生検法)
<病名:前立腺癌(検査入院)>
<検査:前立腺針生検法>
101 2.3 - 0 71.9  
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1なし 副傷病なし
<病名:尿管結石症、腎結石症など>
<手術:経尿道的尿路結石除去術など>
27 5.07 5.91 7.41 65.63  
 
当科は岡山県内でも有数な膀胱がん患者さんの治療実績があります。
膀胱がんは血尿で見つかることが多いのですが、地域の医療機関の先生の超音波検査で見つかり紹介されることも増えてきています。血尿(尿潜血や顕微鏡的血尿も含めて)を認めた場合かかりつけ医の先生にぜひ相談してみてください。
前立腺がんはPSA検診で早期に見つかることも多いのですが、なかには排尿症状が出現して見つかることもあります。
排尿症状がある場合、病状がかなり進行していることも多く、また症状がなくても進行癌で見つかることもあり、50歳以上の方は一度はPSA検診を受けることをお勧めします。
岡山県北部の数少ない泌尿器科中核病院として地域の医療機関と密に連携をとりながら泌尿器科疾患全般について診断・治療を行います。
標準治療を行うにあたって、本人・家族とよく相談しながら治療を進めていきます。また地域の特性として高齢者が非常に多く、標準治療が行えないこともありますが、本人や家庭の状況を考慮して可能なかぎり生活の質を落とさないような医療を心がけています。検査・治療機器も充実してきておりますが、ハードの面だけではなく診療の内容や質にもこだわりより良い医療を目指して努力しています。
 
麻酔科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 副傷病なし
<病名:マムシ咬傷、蜂刺症、薬品誤飲など>
<手術:なし>
26 2.96 3.58 7.69 55.08  
040080x099x1xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2あり
<病名:重症肺炎など>
<手術:なし>
- - - - -  
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし
<病名:てんかん>
<手術:なし>
- -  - - -  
 
麻酔科(救命救急センター)は、緊急性の高い救急搬送患者の初期対応などを行う診療科です。症状が落ち着いた後、他の診療科に転科することが多く、この統計は退院時の担当科で行われているため、救命救急センターの統計とは異なっています。救命救急センターの統計はこちらをご覧ください。
 
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初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
  初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 161  28  43  65  11  23 
大腸癌 44  39  53  43  20  26 
乳癌 21  25  6,7 
肺癌 62  13  50  122  45  35  6,7 
肝癌 28  19  13  13  17  44 

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

※ 症例数10件以下は「-」で表示
※ 「再発」とは、自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者を診療した場合や、治療がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指す。
 
5大がん(胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・肝がん)の病期(ステージ)ごとの症例数を集計しました。病期(ステージ)ごとの症例数をみることで、病院の診療の幅広さを知ることができます。
当院では胃がん・大腸がんの早期がんに対する内視鏡治療を積極的に取り組んでいます。
症例数の比率も全国・岡山県内でも上位に位置しており、岡山県北の内視鏡治療の中心を担っています。
今後は陽子線治療も始まり、患者数も増えていくので、今まで以上に幅広い病期(ステージ)に対応して、積極的な診療(治療)を行っていきます。
 
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成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
  患者数 平均
在院日数
平均年齢
重症度 0 31  11.19  53.58 
重症度 1 58  16.59  80.71 
重症度 2 45  17.27  81.76 
重症度 3 19  17.16  83.47 
重症度 4 -  - 
重症度 5 -  - 
不明 -  - 
※ 症例数10件以下は「-」で表示
 
市中肺炎とは、日常生活を送っている人が、病院・診療所の外で感染し発病する肺炎のことです。
この項目は、誤嚥性肺炎以外の市中肺炎のについて、入院した患者さんを重症度0(軽症)~重症度5(重症)に分類したものです。
介護施設・福祉施設からの搬送も多く、軽症から重症まで幅広く対応しています。ICUでの集中管理を必要とする重症度の高い肺炎の治療も行っています。
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脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 47 5.04  72.64  0.00% 
その他 - -  -  - 
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 - -  -  - 
その他 - -  -  - 
I63$ 脳梗塞 3日以内 284  24.15  76.98  47.52% 
その他 19  21.05  75.05  2.31% 
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 -  -  - 
その他 -  -  - 
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 -  -  -  - 
その他 -  -  -  - 
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 -  -  -  - 
その他 -  -  -  - 
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内 -  -  -  - 
その他 -  -  -  - 
※ 症例数10件以下は「-」で表示
 
この項目は、脳梗塞の様々な種類について病名別に分類したものです。
当院で件数が多いのは、一過性脳虚血発作と脳梗塞です。
一過性脳虚血発作(TIA)とは、脳に行く血液の流れが一過性に悪くなり、運動麻痺、感覚障害などの症状が現れ、24時間以内にその症状が消失するものをいいます。
脳梗塞とは、脳の血管が詰まるなどで脳の血のめぐりが低下し、脳組織が酸素欠乏や栄養不足に陥り壊死(えし)してしまったものをいいます。
当院では脳卒中地域連携パス(入院中の病院と転院先の病院などが連携し、それぞれの病院の機能に合った最適な治療計画を立てること)を積極的に利用しており、脳梗塞では約半分の患者さんが転院し、治療後のリハビリなどを行っています。
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診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
 
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
 K7211  内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 143 0.01  1.01  0.69  68.54   
 K688 内視鏡的胆道ステント留置術 125  2.48  19.08  10.4  79.58   
 K6532  内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 119  1.02  6.99  0.84  74.04   
 
内視鏡的大腸ポリープ切除術の件数は昨年度は732件で、術中・術後の合併症はほとんど認めていません。
また総胆管結石、胆管腫瘍等に対する内視鏡胆道ステント留置術は179件で、夜間・休日にも積極的に行っています。
そして早期胃・食道悪性腫瘍に対して粘膜下層剥離術は昨年度では126件と多く県内でも1、2を競う多さです。粘膜下層剥離術では当院では大腸の早期悪性腫瘍、巨大なポリープにも行っています。
また当院では小腸(大腸)カプセル内視鏡+ダブルバルーン内視鏡を導入し、小腸検査も積極的に行っています。
内視鏡検査・処置を積極的に行っており、昨年度(H27年度)の内視鏡件数の総数は12,476件と岡山県内では3番めに多い件数となっています。
 
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
 K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 146  2.6  4.24  2.74  71.05   
 K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 63  0.03  15.7  3.17  67.97   
 K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 53  4.85  11.68  5.66  79.3   
 
 【冠動脈に対する治療】
狭心症や急性心筋梗塞に対する治療にはステントを留置するものと、バルーン拡張のみの治療があります。薬剤が塗布されたステント留置術が主流になっており良い成績を得ています。高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテルはロータブレーターと呼ばれ、先端にダイヤモンドチップのついたBarを高速回転させて、硬い石灰化病変を削る治療です。当院は岡山県北唯一の冠動脈治療機関です。
 
 
 
【不整脈に対する治療】
経皮的カテーテル心筋焼灼術はカテーテルアブレーションとも呼ばれており、不整脈の原因となる部分を熱で治療します。心房中隔穿刺は心房細動に対する手術の際に行います。
ペースメーカーの植込み、交換も年々増加しています。岡山県北で唯一不整脈の手術を行っています。
 
 
【末梢血管に対する治療】
 
 
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
 K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 14  28.29   
 K7151 腸重積症整復術(非観血的)  
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度)  
 
※ 症例数10件以下は「-」で表示
近隣の産婦人科医院からの緊急分娩立ち会いや母体搬送による緊急帝王切開があります。
地域周産期医療センターとして今後も重症新生児の蘇生に迅速に対応していきます。
ダイタルショックを呈している新生児例もありましたが、高次医療機関と連携を取り対応しています。
 
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
 K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 25  6.76  65.16   
 K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 15  4.27  65.33   
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) 10  8.9  71.1   

乳がんの手術が中心となりますが、年令・進行度等により乳房温存手術や乳房切除術を適宜選択し行っています。
また、術後の後遺症を防止するためセンチネルリンパ節生検を積極的に導入し、不要なリンパ節郭清の省略に努めています。
現在は二期的な乳房再建を行っていますが、来年度からは一期的な乳房再建も可能となる予定で、甲状腺疾患を中心とした内分泌外科手術も増加させる予定です。
 
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
 K6335 鼠径ヘルニア手術 127  0.13  3.2  0.79  65.57   
 K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 122  1.32  5.57  0.82  63.2   
 K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) 55  4.4  17.2  5.45  71.78   
 
胆石症・胆嚢炎に対しては侵襲の少ない腹腔鏡手術を中心に行っています。平成27年度では胆石・胆嚢炎に対する94例の胆嚢摘出手術のうち、73例を腹腔鏡下に行いました。
虫垂炎・胆石胆嚢炎などの良性疾患や消化器癌では、炎症の程度や進行度に応じて積極的に腹腔鏡手術を取り入れることで、より患者さんに優しい医療の提供を心がけています。
 
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
 K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 25  1.16 12.32  72.16   
 K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 16  1.63  7.81  0  76.25   
 K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) 11  1.45  11.73  0  74.09   

 肺がんの手術を中心に行っています。体にやさしい低侵襲な手術を心がけ、胸腔鏡下手術を積極的に導入しています。
ご高齢の患者さんや低肺機能の患者さんも多いため、標準手術だけでなく病状・全身状態に合わせて区域切除や部分切除等の縮小手術も多く施行しています。
 
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
 K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)<大腿152件、上腕28件> 180  2.37 21.03  74.44  79.89   
 K0821 人工関節置換術(肩、股、膝) <膝50件、他41件> 91  1.54  28.58  19.78  73.86   
 K0811 人工骨頭挿入術(肩、股)   <股75件> 75  3.27  17.45  86.67  85   
 
 当院は3次救急病院のため、外傷患者の手術件数が圧倒的に多くなっています。
しかし単なる外傷病院ではなく、変性疾患に対する人工関節置換術、脊椎外科手術も多数行っておりスタッフに手の外科専門医もいるため手の外科領域の難治症例の手術も行っています。
 
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
 K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 60  0.37 4.47  21.67  81.32   
 K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 21  2.71  21.76  47.62  65.43   
 K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) 17  0.82  29.71  88.24  67.88   
 
クリッピング術に関しては2ヶ所以上に治療したものを含めると26件の手術を行いました。
脳内血腫除去術は内視鏡を用いた手術も含め19件の手術を行いましたが、開頭手術にも内視鏡を併用して体の負担の少ない手術を行っています。
超急性期脳梗塞に対し、脳の血管から詰まった血の塊を取り除き症状を改善させる「経皮的脳血栓回収術」を16件、「脳腫瘍摘出術」は14件行いました。頚動脈狭窄症に対する「血栓内膜摘出術」及び「ステント留置術」は合わせて10件行いました。 
 
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
 K5612 ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 27  1.7 16.04  3.7  80.93   
 K5606 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(分枝血管の再建)) 13  2.08  17.54  15.38  74.62   
 K5611 ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) 12  31.33  25  76.75   
 
大動脈瘤に関しては詳細な検討を行って治療方針を決定しています。ステントグラフト治療を積極的に行っていますが、開腹の場合でも小切開手術(MIVS)で低侵襲化を図っています。
循環器内科と密に連携して治療にあたっています。急性大動脈解離などの緊急手術も積極的に行っています。 
 
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
 K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 41  1.24 4.2  47.39   
 K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 40  7.33  6.9  34.2   
 K877 子宮全摘術 27  1.78  7.3  3.7  51.26   
 
 卵巣良性腫瘍に関しては、安全、低侵襲を考慮し、約80%は腹腔鏡手術を施行しています。
分娩はなるべく経腟分娩をしてもらいたいと考えていますが、地域周産期母子医療センターのため、合併症妊婦が多く、帝王切開率は約30%となっています。
子宮良性疾患は、大きさ、癒着の程度を十分考慮し、腹腔鏡手術も施行しますが、まだまだ開腹手術が2/3と多いのが現状です。今後、さらに積極的に腹腔鏡手術を施行したいと考えています。
県北唯一のがん拠点病院であり、子宮悪性腫瘍、子宮附属器悪性腫瘍は年間20数例施行しています。
安全な低侵襲手術を積極的に施行する姿勢を今後も進めていきます。
 
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
 K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 10  0 85.6   
 K0021 デブリードマン(100cm2未満)  
 K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満)  
  ※ 症例数10件以下は「-」で表示
 
「皮膚悪性腫瘍切除術 (単純切除)」とは、その名の通りですが、皮膚悪性腫瘍を切除する手術です。単純切除というのは、所属リンパ節郭清を伴わずに病変のみを切除する場合の術式名です。切除する腫瘍の種類や状態によって、周辺の正常部分をどれだけ広く切除するかが変わってきますので、状況によっては切除後の欠損を縫い寄せるだけでなく、植皮術(正常の他の部位から皮膚を採取して、欠損を覆う手術)が必要になる場合があります。
「デブリードマン手術」とは、感染症などにより正常の組織が損傷され、壊死に至ってしまった場合に、傷んだ組織を除去する手術です。多くの場合は、除去した後に植皮などの手術が必要となります。
「皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満)」とは、外に飛び出ている良性腫瘍、皮膚の下にある良性腫瘍を切除する手術です。皮膚科の手術の中で最も多い手術ですが、入院を必要としない場合がほとんどですので、入院を必要とする手術の中では3番目となっています。手術術式は、露出部か非露出部か、また切除の大きさによって分類されており、それにより費用が異なってきます。
皮膚科が行う手術は、外来手術で対応可能なものが多いため、入院した上での手術件数は少なくなっております。
全体手術の9割近くが外来手術であり、年によって多少の変動はありますが、当院では外来手術・入院手術を合わせて、年間100~120件程度の手術を行っております。
当院の特徴として、形成外科があることがあげられます。形成外科の診療、手術は多岐にわたりますが、皮膚腫瘍の切除や再建手術も含まれます。手術の内容によっては、形成外科と協力し、治療を行っていくことが出来ることが大きな利点となっています。
 
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数

転院率

(%)

平均年齢 患者用パス
 K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他) 122  1.02 1.79  0.82  75.44   
 K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 26  1.35  2.5  7.69  66.88   
 K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 22  0.59  4.55  71.82   
 
膀胱がんのうち頻度の高い表在性(筋層非浸潤性)膀胱がんに対して、経尿道的に内視鏡で腫瘍を切除する経尿道的手術が行われますが、当科では2泊3日の短期間の入院で行っています。また膀胱内再発が多いことも、膀胱がんの特徴ですが、再発腫瘍の大きさが小さかったり、個数が少ない再発の場合、外来で局所麻酔で手術をおこなうこともあります。
自然排出が難しい尿路結石については、外来での体外衝撃波結石破砕術(ESWL)や経尿道的に内視鏡を使って結石を破砕する手術(TUL)をおこなっています。破砕にレーザーを使用しているため、細径の硬性あるいは軟性尿管鏡を使用することにより尿管はもちろん腎臓の結石まで破砕が可能です。
前立腺肥大症に対して経尿道的にレーザーを使った前立腺の核出術(HoLEP)をおこなっています。いままでの電気メスによる切除術(TUR-P)に比べ、出血量も少なく、患者さんの満足度の高い手術です。
前立腺癌に対する手術については3D腹腔頬を使用した低侵襲な手術をおこなっています。当院では2016年7月から陽子線治療も開始しており、限局性前立腺癌に対する患者さんの治療の選択肢が広がっています。
岡山県北部の数少ない泌尿器科中核病院として地域の医療機関と密に連携をとりながら泌尿器科疾患全般について診断・治療を行います。標準治療を行うにあたって、本人・家族とよく相談しながら治療を進めていきます。また地域の特性として高齢者が非常に多く、標準治療が行えないこともありますが、本人や家庭の状況を考慮して可能なかぎり生活の質を落とさないような医療を心がけています。検査・治療機器も充実してきておりますが、ハードの面だけではなく診療の内容や質にもこだわりより良い医療を目指して努力しています。
 
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その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一 17  0.16% 
異なる 28  0.26% 
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 54  0.5% 
異なる  -
 
※ 症例数10件以下は「-」で表示
※ 発生率 = 患者数 ÷ 全退院患者数
敗血症・DIC等のDPCコードは安易にcodingされるべきではありません。しかしながら当院においては救命救急を含め高度急性期医療・超急性期医療を積極的に運用して行く中でこうした重症患者さんも多く存在します。
また一般的に原疾患が重篤な場合や合併症を有する高齢患者さんには敗血症へと移行してしまう事も一定の比率で存在します。
そうした状況を考慮すると当院の入院の契機と同一の敗血症0.16%、入院の契機と異なる敗血症0.26%は妥当な数字と考えています。
また手術・処置等の合併症0.50%で全例入院の契機と同一のものであり、特に問題はないと考えています。

 

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更新履歴
2016/09/27      平成27年度病院指標を公開しました