津山中央病院


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心臓血管センター
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センターで行う検査

センターで行う検査

 

 

安静時心電図 ホルター心電図 運動負荷心電図
血圧脈波 中心血圧 心臓超音波/経食道エコー
冠動脈CT 心臓核医学検査 心臓カテーテル

 

安静心電図

 心電図は心臓の基本検査です。
心臓が拍動すると電気刺激が心臓全体に広がりますが、胸と手足に電極板を貼り、この心筋の電気的興奮を心電計によって波形としてとらえ、用紙に記録します。異常がある場合はリズムや形に変化を認めます。場合により以下に述べるようなホルター心電図や運動負荷心電図を行います。検査は数分で終わります。

 

ホルター心電図(24時間心電図)

 動悸やめまい、胸部不快感などを訴えて外来に来られても診察時には症状が消失していることがあります。
また夜間や就寝時を中心に症状が出る場合もあります。
ホルター心電図は携帯型の心電計を装着し、24時間の連続記録することにより不整脈や狭心症の診断や薬の効果判定などを行います。
入浴以外は通常生活は可能です。機械装着24時間後に来院していただくため2日連続して来院していただきます。解析に約1週間かかります。

 

 

運動負荷心電図(マスター階段昇降・トレッドミル負荷試験)

 心臓の仕事量を増やし負荷をかけることにより狭心症(特に労作性狭心症)や不整脈 の診断に用います。
マスター階段昇降は2段になった踏み台を規則的に3分間昇り降りしてもらい、運動前後の心電図を比較します。トレッドミルはスピードや傾きの調節できるベルトコンベアーの上を歩いて負荷をかけます。
運動負荷試験は胸痛や不整脈が誘発されることがあるため緊急時の対応ができる準備をした状態で行われます。


 

血圧脈波

 「ABI」とも呼ばれる検査です。
足首と上腕の血圧の比から特に大動脈や手足の動脈などの狭窄や閉塞の有無を推定できます。通常は上肢より足首の血圧のほうがやや高い値になりますが、動脈に狭窄部や閉塞部があると逆に上腕より血圧が低下します。
なお、同様の検査に「PWV」検査がありますが、主に血管の硬さを測定するのに適しており、ABI検査と同時に行います。
測定に5分程度かかりますが侵襲はほとんどありません。

 

 

中心血圧

 「AI」とも呼ばれる検査です。
心臓に近い大動脈の血圧を示します。肘の血圧だけでなく、中心血圧による管理の重要性が指摘されています。
従来は直接血管の中に管を入れて測定しなければいけませんでしたが。手首の血圧波形から中心血圧を推定することが可能になりました。
測定に10分程度かかりますが侵襲はほとんどありません。


 

心臓エコー検査(経胸壁/経食道)

 心臓超音波機器(心エコー)が追加導入されました。
平成24年2月より高性能な心エコー機器(フィリップス社iE33)が1台導入されました。
心エコーは患者さんへの身体的負担が少ないため、循環器では日常的に行われる検査で、 当院では年間8000件弱行われています。iE33は鮮明な画像が特徴的ですが、症例によっては局所的な壁運動解析や立体画像表示(3D) を用いることで診断能を高めることができます。(全例に行うわけではありません)また現在3台体制で検査を行っておりますので 外来診察待ち時間短縮にもつながっています。県北の皆様へお役に立てるよう検査室、循環器科スタッフ一同、手技能力向上に努めてまいります。

 

同時2画面表示 僧帽弁逸脱症 3D表示(経食道検査)

 

 エコー検査は超音波検査とも呼ばれます。
心電図とともに心臓の基本検査です。超音波が発信される器具を胸部に当て、超音波のはねかえりを表示するものです。全身の検査にも用いられています。
経胸壁心エコーは心臓の動き、壁の厚さ、弁の性状や血液の逆流などを調べるのに適しており侵襲はありません。
経食道心エコーは胃カメラのようなチューブを飲み込んで先端からでる超音波によって心臓を観察します。特に心臓の中にできた血の塊(血栓)を見つけるのに適していますが、絶食で喉の局所麻酔を行うなどの準備が必要です。

 

 

冠動脈CT検査(CTA)

 冠動脈CTは造影剤を注射しながら心臓を撮影し、冠動脈の情報を得る検査です。冠動脈壁に石灰化(動脈硬化が進行しカルシウムが沈着する)が多い場合やステント治療後の部位は評価が難しくなることがあること、不整脈があると画像が不鮮明なことがあること、場合により脈を遅くする薬を事前に服用すること、造影剤を用いるため腎臓が悪い人やアレルギーのある人は検査ができないことがあることなどの制限がありますが外来でのスクリーニング検査に適しています。
確定診断には心臓カテーテル検査が必要になります。

 


 

 

 

心臓核医学検査(心筋シンチグラフィー)

 心筋シンチグラフィーとは、心筋に取り込まれる放射性同位元素を注射し、一定時間後に取り込まれた同位元素の位置や量を特殊なカメラで測定する検査です。
心臓の筋肉への血流分布がわかるので狭心症や心筋梗塞の診断や心不全の状態を調べるのに有用です。運動や薬剤で負荷をかけることが多いです。
検査用の放射性同位元素は体内に残留する事はなく、被爆量もごくわずかです。しかし妊娠の可能性のある人は検査前に申し出て下さい。


 

 

心臓カテーテル検査

 狭心症や心筋梗塞といった冠動脈の病気を最終診断する方法で、「心カテ」とも言われます。
手(手首、肘)や足の付け根に局所麻酔(歯を抜くときに使用する麻酔)を行い、カテーテルと呼ばれる細い管を血管に挿入します。冠動脈の入り口までカテーテルを進め、手元から造影剤を注入し撮影します。
検査はおおよそ1時間以内で終了しますが病棟で数時間圧迫止血を行います。当院では入院検査を基本としています。
 


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