津山中央病院


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ダヴィンチ手術について

ダヴィンチ手術について

ダヴィンチ

 

「ダヴィンチ手術」とは  特徴  メリット  Q&A
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「ダヴィンチ手術」とは

腹腔鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチ」は、湾岸戦争の負傷兵に対して遠隔操作手術を目的に、米軍により開発が進められた軍事システムですが、現在では全世界で平和利用され、日本国内でもすでに約300台、県内においても岡山大学を始め6台のダヴィンチが稼働しています。
この度、当院において県北初の「ダヴィンチ」が導入され、平成31年初旬より前立腺がんに対してロボット手術を実施しております。

 

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「ダヴィンチ」の特徴
3Dハイビジョンカメラ

高解像度三次元画像で最大15倍の拡大視野の良好な術野が得られます。

 

多関節鉗子機能

7自由度の多関節機能による『人間』の関節を超える自由な動きが得られます。

 

モーションスケーリング機能

術者の手の動きを縮小して伝達することにより繊細な手術が可能です。

 

手ぶれ防止機能

手指の動きを正確かつ安全に伝達することが可能です。

 

術者の負担軽減

清潔厳守の術野から離れて、座って良好な視野での直感的操作を行うことによる肉体的負担や精神的疲労度が軽減されます。

 

上記のような特徴がありますが、AI(人工知能)が行う全自動手術ではなく、ロボット手術チーム(術者やコメディカル等)の日々のたゆまぬ研鑽が必要であることは言うまでもありません。

 

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前立腺がん手術における、ダヴィンチのメリット

 

術中の出血量が少ない

輸血することがほとんど無く、開腹手術時に行っていたご自身のための献血(自己血)が不要となります。

 

傷が小さく、術後の疼痛が少ない

術翌日より歩行や食事が開始できます。

 

社会復帰が早い

周術期合併症も少なく早期退院できます。

 

根治性が高い

拡大視野と繊細な手術が可能なため根治切除率が向上する可能性があります。

 

機能温存が向上

術後尿失禁の回復が早く、症例によっては男性機能温存手術が可能です。

 

『ダヴィンチ』導入にともない、当院でより安全で質の高い医療をご提供できるようになりました。

 

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質問コーナー

質問 どのような病気(疾患)でも、ダヴィンチ手術は可能でしょうか。
答え 手術が必要となる全ての疾患で、適応となるわけではありません。
津山中央病院では、2019年10月現在、前立腺がんの手術についてダヴィンチ手術を実施しております。

 

質問 ロボットが勝手に手術をするのですか。
答え ダヴィンチ手術は、認定資格を取得し、トレーニングを積んだ熟練した技術をもつ医師によって行われます。
ロボットが単独で手術をするのではなく、医師がロボットを活用して行う手術だとお考えください。

 

質問 ダヴィンチ手術を受けたいです。
答え 医師が診察を行い、手術の適応が認められる場合に受けることができます。
まずは、かかりつけの主治医にご相談ください。

 

質問 費用はどのくらいかかりますか。
答え 前立腺がんに対する手術は、医療保険の適応となります。
費用については、保険の種類などによって変わってきます。

 

質問 受診したいです。どうすれば良いですか。
質問 予約なしにて来院されますと、長時間お待ちいただくことになります。
かかりつけの医療機関から予約をおとりいただき、主治医からの紹介状などをお持ちいただけますようお願いいたします。

 

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