津山中央病院


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救命救急センター

救命救急センター

理念

救急医療の充実による地域医療への貢献

 

SDGs
 

 

※SDGsとは 

 

目標

1.ドクターヘリ、ドクターカーに代表される病院前救急診療の質の向上
当救命救急センターは岡山県で唯一の現場出動を行うドクターカーを運用しており医師を現場に派遣する事で、患者予後改善を目指しております。病院前に医師を適切にかつ継続的に派遣できるようシステムの向上を目指して参ります。
岡山県ドクターヘリを効果的に活用するため、キーワード方式、ドクターヘリを呼ぶ地域のマッピング作成、ランデブーポイントの増加の3つを掲げ県北3消防と協力を行い予後改善の方策を行なっております。

 

2.救急外来における根本的治療への迅速な対応と予後改善
脳血管内治療:県北における唯一の脳血管内治療を行える施設でありFAST2ADを用いた救急隊による脳卒中プロトコールを用い、病院前におけるトリアージを行っております。また院内における迅速なCT、MRI撮影、カテ室への入室等の院内脳卒中プロトコールも作成しており一分一秒でも早い脳血流の回復を脳外科と協力し行っております。


急性冠症候群:県北における唯一の急性冠症候群に対する処置ができる施設であり救急隊からの心電図電送、循環器医師との連携を行い一分一秒でも早い冠血流の回復を目指しています。
 

心肺停止へのECMO導入:県北における唯一の心肺停止へのECMO導入ができる施設であり社会復帰を目指した一分一秒でも早い導入を目指しております。

 

3.集中治療室での重症患者に対する予後改善
鎮静鎮痛プロトコール、早期リハビリプロトコール、経管栄養プロトコールなど各種プロトコールを用い、また各主治医と連携し集中治療室を運営しています。年15回の勉強会や急変対応へのシミュレーション、ECMOチームの構築を行い質の高い集中治療の提供を心がけています。

 

4.ITの活用・データのフィードバック
スマホを代表とする電子機器を利用したデータ伝送システムの活用を推進しています。また救急外来での外国人の方への自動翻訳機の活用も行なっております。今後は救急隊との連携をスマホを使いより質の高い情報の共有を目指していく次第です。
ドクターカー症例や外傷、心肺停止症例はデータベース登録しており定期的にフィードバックする事で質の向上に努めております。

 

5.救急医療を始めとする地域への救急医療の啓蒙、子供への教育
看護学校への講師派遣、インターネットを使った救急医療情報提供、中高生の見学の受け入れを行なっております。

 

6.病院救急救命士の活躍
病院での救急救命士の雇用を行い、救急外来やドクターカーで活躍の場を設けております。ドクターカーは教育プログラムを作成、医師と同乗し、今後の法改正では救急救命処置の拡大を行う予定です。

 

7.働きがいのある職場
当直明けは必ず休みとし残業管理を行い、定時での帰宅を目指しています。働き方改革の指針に則り、勤務日はしっかり働き、休日はしっかり休む方針としています。学会や勉強会への参加を推奨し、ICLS,MCLS,JPTECコースの定期的な開催を行なっております。
 

   

 

カバー範囲

  津山中央病院救命救急センターは、岡山県北における高次の救急医療充実の期待をになって平成13年2月に認可されました。津山市を含め、真庭郡、英田郡、兵庫県の佐用町などの周辺地域を含めて人口30万人に対する地域の救命救急センターとして機能しています。

 

 地域救急医療 メディカルコントロール

 救急現場に向かう救急隊員、救急救命士の現場活動における救急救命処置の選択、適否、病院選択などにつき、メディカルコントロール医師がリアルタイム或いは事後の検証を通じて、助言・指導・フィードバックを行うことにより傷病者の最終的な救命率と予後を向上させることを目的としています。 津山・美作・真庭三圏域のメディカルコントロール協議会に登録しています。

 

活動実績

 

2022年(1月~12月) 重症患者数実績(3次救急)

  人数
病院外心停止 168人
重症急性冠症候群 145人
重症大動脈疾患 18人
重症脳血管障害 200人
重症外傷 362人
指肢切断 0人
重症熱傷 9人
重症急性中毒 12人
重症消化管出血 108人
敗血症 22人
重症体温異常 37人
特殊感染症 1人
重症呼吸不全 34人
重症急性心不全 68人
重症出血性ショック 0人
重症意識障害 12人
重篤な肝不全 1人
重篤な急性腎不全 3人
その他重症病態 0人
合計 1200人

 

 

 

防災訓練
津山市総合防災訓練 

 大規模災害発生時は災害拠点病院である津山中央病院のDMAT(災害医療派遣チーム)が要請を受け出動します。津山市総合防災訓練では医師会救護班とともに救護所及び避難所でのトリアージ、応急救護、搬送訓練等を行っています。

 

   

 

 

 

ドクターヘリ

 当院はヘリポートの運用を行っており、川崎医科大学のドクターヘリ、岡山県防災ヘリ「きび」などが離着陸しています。岡山県北を中心に、広範囲をカバーした救急医療の充実に努めています。

 

   

 

医師紹介

 

 
医師名 前山 博輝
役職

医長

救命救急センター長

卒後臨床研修センター副センター長

専門領域

麻酔全般
集中治療全般
救急全般
病院前救急診療

専門医
指導医

日本救急医学会救急科専門医
日本麻酔科学会専門医
航空医療認定指導者
急性血液浄化認定指導者
DMAT隊員
NBC-DMAT隊員
美作地区メディカルコントロール協議会  会長

日本救急医学会中国四国地方会 評議員

岡山県臓器バンク評議員

岡山県救急医療情報システム運営委員会委員

MCLS管理世話人

JPTEC中四国世話人

JATECインストラクター

ICLSコースディレクター

 

 
医師名 坂戸 真也
役職 主任
専門領域

救急全般

専門医

指導医

日本救急医学会救急科専門医

  

 
医師名 有吉 雪乃
役職 主任
専門領域

救急全般

専門医

指導医

麻酔科標榜医

 

 
医師名 青島 賢治
専門領域

救急全般

 

 
医師名 和田 帆香
専門領域

 救急全般

 

 
医師名 山本 隼究
専門領域

 救急全般

 

 
医師名 久次 康樹
専門領域

 救急全般

 

 
医師名 青景 珠実
専門領域

 総合診療

 

 

 ◆非常勤医師

 

 
医師名

内藤 宏道

専門領域

麻酔全般
集中治療全般
救急全般

専門医
指導医

日本救急医学会救急科専門医・指導医
日本集中治療医学会集中治療専門医
日本麻酔科学会麻酔指導医
日本外傷学会外傷専門医
クリニカルトキシコロジスト
ICD(インフェクションコントロールドクター)
日本DMAT隊員(統括 DMAT)

 

 
医師名 村上 勇也
役職

医員

専門領域

麻酔全般
集中治療全般
救急全般
病院前救急診療

 

 

 

 
医師名 濱崎 健太郎
専門領域

救急全般

専門医

指導医

日本救急医学会救急科専門医  
日本内科学会認定内科医

 

 
医師名 笹井 史也  
専門領域

救急全般

専門医

指導医

日本救急医学会救急科専門医   
日本専門医機構認定内科専門医

 

 
医師名 滝口 隆章
専門領域

 救急全般

 

 
医師名 上田 善之
専門領域

 小児科救急

専門医

指導医

日本小児科学会専門医

 

 

 

SDGsとは

持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます(引用 外務省HPより)

 

SDGs詳細について(国際連合広報センターホームページ)